TANINO CRISCI(タニノ・クリスチ)研究所

イタリアの革製品のブランド タニノ・クリスチ(TANINO CRISCI)の靴の不思議な美しさについての研究です。間違いが多いので直しています。
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第1次研究

2010年11月22日

難しい点 2 だんだんきつくなる

2011年9月4日追記
新しい靴を買って再検証中です。まだあまり履いていませんがこの記事の内容は全くのカン違いでした

履き慣らしの記録は
こちらの別ブログでどうぞ。


試着の段階では合っているような気がしたのに履きならすにつれてきつくなり小指が当たって痛い靴になってしまいました。履いているうちに緩んでくるかと思いましたが逆なので実に不思議です。

靴作りを習ったとき型紙の作り方の参考にしようと壊れた靴を分解してみました 中底の状態からきつくなる訳がわかりました

分解-2地面に接しているのが本底で足が乗っているのが中底です。


中底を取り外して横から見たのが下の写真です。
ならし2

下のタニノクリスチーの方が厚みがありますが材料の厚さではなく足の形になじんで縁が丸くせりあがったその分量の違いです。

これら2つは靴の製造法が違います。タニノクリスチーはマッケイ式で大きな違いは本底を取り付ける縫い目が靴の外にあるか中にあるかです。下のタニノクリスチーの中底には縫い糸が残っているのはそのためです。

縁が丸くせりあがるということはその分幅が狭くなるのできつくなったと考えられます。
ならしその状態を表した模式図で前から見て輪切りにしたところです。イメージをつかみやすいように誇張して極端に表してあります。実際には垂直になるほど立ち上がることはないです。
 
マッケイ式製法ですから甲革と底が直接つながっており甲が低い造りなので甲革によって中底の端を引っ張り上げる力が加えられます。そして丸くせりあがるのでその分幅が狭くなります(赤い線の部分)これには材料の性質や縫う時の強さの加減なども関係していると思います。

本底が減るにつれて中底が沈み込む分丸みを帯びるという変化もありますがそれだけではきつくなるほどではありません。

分解して取り出したパーツから以上のような現象が想像できます。先ほど サイズ選びの錯覚のところでお話しした幅を広めに作ってある理由の1つとして この変化のためのスペースを取ってあることが考えられます。

初めは緩くて履いているうちに足に合わせてピタッとフィットしてくるといったすばらしい効果を意図しているのではないでしょうか。

ですから初めから幅がぴったりなものを選んでしまうとだんだんきつくなってしまうのです それが私のケースだったようです。しかし正しいサイズを選んで実験してみないと何とも言えません。あと幅とともに高さも変化するのでその感覚はどうなのかということも気になります。

早く何とかしたいです お金の事…

2011年2月26日追記
履いているうちに縁が丸くせりあがったのではなくてもともとそういう作りなのかもしれません。お金ないけど調査だけしに行こうかなでもそれだけじゃあまり意味ないしやめときましょう


2010年11月22日

サイズ選びの錯覚 まとめ

2011/8/25 追記
新しい靴を買いましたので再検証中です。
こちらへどうぞ


2011年7月20日 こちらから訂正記事に移動します。

2011/3/9 現状の材料でできるだけのことをするようにしましたこちらから別ブログを開きます。

2011/2 こんなお話では意味がないので新しい靴を買って研究できるように頑張りたいです

11/28 少し訂正しました。


では正しいサイズを選ぶにはどうすればよいのでしょうか。

私がサイズを間違っているのに気付いたのは靴作り教室でスキャナーで正確に測っていただいたためです。足長は左が 258.1㎜ 右が 257.9㎜でした。それまでは25.5㎝を選んでいましたが正しくは26㎝を選ぶべきです。すると実際には靴が2㎜大きいので違和感を感じますが小さいよりは健康的です。 

ところが よく言われている小さ目のものを選ぶべきという考え方で25.5にしていました。しかしこれは別の問題だったのです。一般的に適合サイズよりも大きいものを選んでしまう人が多いことから生まれた常識のようです。実際 教室の私以外の生徒の方々は大きめの靴を選んで問題が起きていました。脱着のしやすさで決めることが多いのでしょう。

この問題はタニノクリスチーに限らない靴のサイズ一般についてのことで本来の趣旨から外れているようではあります。しかし日本の靴と同じように適合サイズより1サイズ小さいものを選んだタニノクリスチーの靴がゆったりして楽だなぁと感じられたのです。それでいいなあと思ったわけです。これは中底の幅が広くできている特徴のせいです。木型設計の基本理念が違うのです。

日本の靴とは違っている形の特徴のためにサイズを間違えることもあるのではないかと考えられます。その場合は履きにくい原因に気付きにくいです。しかし正しいサイズを選ぶだけで解決してしまうかもしれません。

サイズではなく木型が合わないとか形が合わないということであれば試着の段階ですぐにわかりますので間違えて買ってしまうことはないと思います。

よけいな話はさておき正しいサイズ選びのためにはどうすればよいのでしょうか。すいませんがこれはほんとに難しくてうまく説明できないです。

私の場合は足の実寸をもとに適合サイズを出してもらってそれを履いてみたら合いました しかし手作業で正確に足を計測するのは難しいです。精密に測定する機会があればぜひ利用してそのデータを生かすのもいいでしょう。

ショップのスタッフの方の話では寸法だけでは合わないことが多いので計測はせずいろいろな靴を試着して選んでいただくようにしていますとのことでした。

自分の感じ方が間違っていればそれっきりということもあり得るので困ったことです。とりあえずは合ってるなあと感じるものを選んでしばらく履いて問題があるようならば次は違うサイズを選ぶというのが現実的でしょうか。

本当のことを言いますと資金不足のためサイズを上げて履いたのは試着だけで実際には購入していません。でもその時の感触はとてもよかったです。また 手持ちの靴を独自の方法によりサイズアップしたら履きやすくなりましたし。足計測データをもとにシミュレーションを行った結果からも判断できます。

s-tanino拡張-2私の靴は足の小指のところが当たって痛いのが一番の問題でした。我慢して履き続けてのびて来るのを待ちましたがその過程はかなりつらいです。

しかし1/2サイズ上ならば小指のところの幅が5㎜ぐらい広いと思いますのでちょうど良いと思います。




ただし現段階では仮説の域を出ませんので早急に実証を行いたいと思います。あえて推測の段階で記事を書いたのはこのように考えてはいけないと思ったからです。

「タニノクリスチーはイタリアの靴なので合わなくて当然 とあきらめて我慢しましょう」

日本の店では日本版のタニノクリスチーが手に入るのでこういう考え方は正しくありません。
 
長くなりましたが難しい点その1としては

サイズ選びはタニノクリスチーと一般的な日本の靴の形の違いを考慮して靴選びの感覚を切り替えて試着しましょう。

2011年8月21日追記
新しい靴を買いましたので中底を調べてみました。

中底
古い靴の方は緑色に着色して比べています。

新しい靴はハーフサイズ上です。

記事の中で想像したことはだいたいあっているようです。

改めて考えると不思議なんですが靴のサイズが上がってもアーチの部分はあまり変わらす指の部分が長く作られています。

あとサイズ選びのコツを検索するとよく『かかとの隙間が云々』という説明に出会います。足囲やアーチがフィットした靴になぜかかとの隙間ができるのかよくわかりません。

なんとなくこれらの問題には共通のテーマが潜んでいるような気がします。もう少しよく考えてみます。


【2014年5月追記】
靴を分解して観察し新たな発見がありましたので別ブログで記事を書きました。
この辺の記事をどうぞ。


2010年11月22日

サイズ選びの錯覚 追加

2011/8/25 追記
新しい靴を買いましたので再検証中です。
こちらへどうぞ

【追記】
甲の高さというよりも指の反り具合の問題かもしれません。足のアーチを形成する筋肉のバランスが関係しているような… この点についてもう少し研究して記事を訂正する必要があります。すいませんです。



歩き方の研究
をやり直したところ甲が低くてタニノクリスチー的な足の天彩音 のんさんを発見しました。
noriko-4

azufoot 2これは山本梓さんです。
ちょっと似てるカンジですけどもっと薄いでしょうか。カメラアングルの問題かな。





ItoMisaki17こちらは伊東美咲さんです。
こういうのが一般的な日本人の足なのかもしれないですね。



それぞれカメラアングルが違うので比較は無理があるでしょうか。

先ほどは中底の幅が広いので小さめのものを選んでしまったお話をしました。 また別の特徴としてタニノクリスチーの靴は甲が低いので高さを基準にすると大きいサイズを選んでしまうかもしれません。

こちらの記事でもご説明しましたが甲が低いということをもう少し詳しく見てみますと指の上下の動きに対するゆとりが少ないといった作りです。

SETOSA日本の靴と比べても足首にかけての立ち上がり部分は同じような高さがあります。この部分に違和感があるとすれば外に傾いた作りや前傾角度の違いのせいでしょう。

指の上下の運動量の違いは歩く動作の違いによるものと考えられます(あと 言語のイントネーションや発音にも関係あるような気もしますがこれについては調査中です)

日本の靴とは造りが違うので足の指の上下のゆとりを基準に選ぶと大きめのものになってしまいます。すると足首にかけての立ち上がりの部分あるいは幅がゆるすぎます。また土踏まずのアーチのラインも合いません。そのため足が前方向にずれるのでかかとが余ってしまいます。

もともとタニノクリスチーは日本の靴に比べてかかとが大きいです。これは歩くときの動作の違いのためでかかとが横に動くためのゆとりを取ってあります ですからよけいに大きく感じるのでしょう。

大きめのサイズを履いたことはないのでこれは想像ですがこのようなこともあるかもしれません。変な感じがするだけで特に問題がなければそれでいいと思います。

かかとがゆるくて困ることがある場合は指の部分が低くできているということをある程度考慮して下のサイズを試してみるのもよいでしょう。

もちろんサイズを下げてきつければ無理をする必要はないです。しかし問題点が指の運動量だけであれば日本の靴との違いを理解して履くことによって慣れてくるでしょう。

足を入れるための履き口が大きく開いているので脱げてしまうという問題もあるかもしれません。これはタニノクリスチーが想定している歩き方が 足首の動きが多いためであると考えられます。

サイズではなく脚の動きの問題でしょう。後ろに蹴る動作を減らすと何とかなりそうです。

大きいのは履いたことがないので想像で話を進めることとなりあまりよくないのでこのくらいにしておきます。

一般的な日本の靴と違った形の特徴がありますのでそういうことも考えて靴選びの感覚をちょっと切り替えながら試着してください。

2010年11月22日

難しい点 1 サイズ選びの錯覚

2011/8/25 追記
新しい靴を買いましたので再検証中です。
こちらへどうぞ

2011年7月20日 こちらから訂正記事に移動します。

2011/3/9 現状の材料でできるだけのことをするようにしましたこちらから別ブログを開きます。

2011年2月 もっと精密な分析が必要だとわかって来ました。新たに購入して研究しなおす必要があるのですがお金がないです早めに何とかしたいと思います



形の特徴のところでも触れましたがタニノクリスチーの靴はけっこう幅が広くてゆったりしています。またかかとの部分にも少しゆとりを取ってあります。日本の靴と比べるとゆとりを持たせる場所が違っているのです。

そのためサイズが小さいものを選んでしまうといったミスが起こるかもしれません。私の場合はそうでした。歩くときの動作に合わせて少し余裕が必要になるのですが止まっているときの寸法だけを判断の基準にすると小さいということに気付きにくいです。またかかとを靴にぴったりと押し付けて合わせるのはタニノクリスチーの形には当てはまりません。

少しきつい方が履きならしてのびてきたときにちょうど良いという考え方もあります。しかしタニノクリスチーの場合のびてちょうどよくなることはないようです。

では 靴の中底の形について比較してみましょう。

s-tanino拡張-1これはタニノクリスチーの中底の形です。自分の靴の中敷きを写し取ったものです。靴の中に敷いてある革が底の形と正確にだいたい同じように作られているので中敷きをはがして写し取れば中底の型紙形の目安になります。サイズが小さいので条件を合わせるため1サイズ分拡大しました。実際の設計方法はわかりませんので推測ですが…つま先の部分にオリジナルの線も付け加えてあります。







s-底面ゲージ1これは靴作り教室で先生に引いてもらった製図です。この型紙に合わせて木型を修正します。

サイズはコンピューター制御の立体足計測機で測った正確なデータに基づき設計します。

足の寸法に対する靴の幅の決め方は日本の靴の一般的な係数をかけて算出しています。

これだけではわかりにくいので計測データの足形を重ねてみます。つま先の余裕の寸法はその時の流行によるもので機能的な差はあまりないでしょう。

4daa0722
このように右側のタニノクリスチーの靴の方が幅が広いです。正確な大きさではありませんが数値だけでなくライン取りの問題も重要なので採用しました。

足の計測で足囲を測るポイントの足幅の一番広い部分A~Bと靴の底面の一番広い部分との関係です。タニノクリスチーはこの2つが大体一致しているのに対して日本の靴の幅が広いポイントは指の付け根辺りに設定されています。 

かかとの後ろにもゆとりがあるのですがそれを配慮しないとさらに大きく感じます。一方高さが低いですが私は試着の段階ではあまり感じませんでした。足の計測データから判断すると特に甲が低いということでもないのでこの部分は運動の質によって感触に違いがあるようです。

日本の靴がタニノクリスチーと比べて幅が狭いのは 以前の記事でお話しした 歩き方の違いのほかに土踏まずを支える方法の違いともかかわっているようです。日本の靴には横方向のアーチを支えるために幅を狭くして締めることによりサポート効果を持たせるのでしょう。

タニノクリスチーは別の考え方なので横方向に締め付けるようにはできていません。すると逆にこの部分が緩いのが不安なので小さいものを選んでしまうという結果になるのでしょう。

これまでに見てきたように歩き方の違いのため幅は広くても高さは低く全体のラインも違います。1サイズ小さくても寸法自体は足の納まる数値ではありますが運動のためのゆとりがなくなってしまうので実際の使用に際してはきつくて痛いということになってしまします。

でも試着した時の感じはゆとりがあるように思えるのです。それで間違いに気づきませんでした。これは設計方法の違いもありますが材料が上質であることや高度な縫製技術によるところも大きいと思います。



2010年11月21日

Part 4 難しい点

Part 3 の終わりでサイズ選びの錯覚についてお話しするといいましたが日本の靴と違った形のために起こる難しいことがいくつかあります。これまでにお話しした歩き方の違い以外の点です。それをまとめてみます。

難しい点
1.サイズ選びの錯覚
2.だんだんきつくなる不思議な現象
3.幅を出すともっと痛くなった
4.底の張り替え
5.洋服の選び方

だいたいこんなところでしょうか。では順番にご説明いたします。

5.洋服の選び方 はよくわからない点が多いので参考資料に移設しました。こちらです



2010年11月21日

形の理由4-4 左右の違い やっと終わり

2011年2月25日追記 この記事では設定法の違いは動作に対応するためとしていますが 重心位置の違いだと思います。お詫びして訂正いたします。

右足と左足の違いについては現物によるさらに詳しい調査が必要です。推測で話を進めるのはあまりよくありませんので… ただ以前から不思議に思っていたこの写真の意味もこれで説明できそうです。
milano
これは日経ビジネスという雑誌の別冊付録の記事の中に載っていたタニノクリスチーのミラノのお店の様子です。10年ぐらい前のものだと思いますので今とは違うでしょう。このページだけ切り取ってあるので発行年はわかりません。

それはさておきどうして同じような靴に微妙に形の違うものがあるのだろうと不思議に思っていました。よく見ると角度やひねり具合が違いますので体重移動の動作に対応するための用意かも知れません。

日本のショップではこのような商品構成にはなっていませんでしたのでイタリアまでいかないと試すことはできません。残念ながらそういった余裕はないので本当のことはわかりません。
FLASOTTO
そういえば丸い台の上に置いてある短いブーツですが日本で販売されているのはこんなのでした。けっこう違うので別モノのようですが形の特徴の比較論の材料として考えますと日本の方が後傾が弱いしベルトのつけ方も前傾姿勢に合わせて足首の前側を支えるように取り付けてあるようです。

話がそれてしまいましたがタニノクリスチーにはいろいろな靴があってさまざまな工夫がなされていることの表れです。そのことによってえもいわれぬ美しさを放つのでしょう。

タニノクリスチーは動作に合わせていろいろな靴が用意されています。その分 選び方が難しいと思います。

しかしそういったことを考える前に日本の靴との違いによっておこるサイズ選びの錯覚について知っておいていただきたいと思います。

 
2010年11月21日

形の理由4-3 左右の違いの続きの続き

この記事は間違いなのでこちらの訂正記事をご覧ください。すいませんでした

天彩音 のんさんの足です。タニノクリスチー的歩き方の人です。
noriko-3
運動の質に合わせて足は非対称でありそれに対応する親切設計かもしれませんとなんとなく思いました。

歩行法の新発見によりこの記事は全面的に改定が必要ですがまだ調査中です


靴の外側への傾きとつま先のずれ具合に何か関係がありそうです。この問題については左脚だけですが現物があるので履き比べて考えてみました。

CANTONE-2この靴の場合は左右方向にはだいたい水平に接地しているような感触があります。やや前傾します。

下の靴と比べてつま先の幅が広そうに見えますがこちらの方がきついです。履き心地は全体のラインの問題のようです。



MANOLO-2この靴の場合は上のよりも前傾が強い感じです。左脚が外側に傾きますが足の裏が乗っている中底の傾斜のせいではなく足の親指が地面から離れるのでバランスを取るために傾く感じです。





土踏まずからつま先にかけての紫色の線を引いた部分の曲がり具合に差があります。それでつま先の先端の位置に違いが出ているようです。

以前の記事で上から見た形の理由をお話ししました足の裏の起伏が上から見た靴の靴の形に表れて来るのですがこれら2つの靴の違いも同じ理由で理解することができそうです。履いた時の感じとも一致します。

これら2つの靴の形の違いは足の指の上がり具合や土踏まずのアーチの角度の差によってもたらされています。上記2点のうち下側の画像の靴については破損のため右足の方は履けません。厳密には推測の域を出ませんがこの角度によって体重移動の動作を起こすきっかけを作っているような履き具合が確認できました。

こちらの別ブログで歩き方をご説明しています。ポイントとして左右の脚への体重移動の方法を取り上げています。これらの靴の違いはその2番目の「旋回動作は右足で行う」に関する問題です

条件によっては左脚に右脚で起こした旋回運動が伝わらないこともあるでしょう。その場合は左脚の外傾による体の旋回を起こして右脚からの運動を受け入れる準備を整えます。

カタログをよく見てみると横から見たときのアーチのラインはいろいろな設定がありこの動作と関係がありそうです。
SELOTTA-2  MASUMETTA-2
微妙な違いなので画像をクリックして大きなサイズで見ていただくとわかりやすいと思います。

また Part 2 のこちらの記事でお話ししたアーチのラインの設定についての記事で気付いたのですが右足と左足のカーブの違いが大きいのと小さいのとがありました。その理由はこの機能に関係しているようです。

このラインの違いが履いた時に感じられる前傾と外傾の感触の違いの原因かもしれません。これも多分先ほどからお話ししている体重移動の方法の違いに対応した形の違いだと思います。

こういったことも考えて選ぶとより正確なフィッテイングが可能になるでしょう。



2010年11月21日

形の理由4-2 左右の違いの続き

2011年2月25日追記
この記事はあまり意味がないので無視してください


こちらの記事
でも触れましたが非対称の設定法が靴によって違うのではないかということについて考えます外傾4 (2)

上のリンクの記事で見たこの靴ですがストラップの感じから見て左足の外傾が強そうです。

なぜだろうかといろいろ想像していて思い出しました。今履いている2足とも右の外傾が強いのですがもう1足壊れて履けなくなってしまったのがあるのでした。

もう3年以上前なので忘れていましたがその靴は他の2足と違った感じだったのを思い出し調べてみました。中底の傾き具合はあまり違わないようですが履いた感じを比較すると確実に傾きの強さを感じます。

もう一つ思い出したのは壊れる前はこの靴が一番履きやすくて気に入っていたことです。それで痛みも早かったのでしょう。同じような作りのものを選べないかといろいろ考えたのですがわからなかったのでした。

どんなのかといいますと変形しているので本当は出したくなかったのですがそれでは説明にならないのでお見せします。
MANOLO
私の靴で左脚の外傾が強いというのはこれです。

右足の方は壊れてしまい研究のため分解してしまいました。履くことはできませんので推測ですがいろいろと考えて理由を探ります。





CANTONE
こちらはあまり傾いていません。似たような靴ですがつま先のずれ具合が違うのを確認してください。

かかとと甲の頂点を通る赤い線を目安にすると解りやすいでしょう。





DAVIOSOもう1足こちらも傾きが少ないです。

こうして比べてみるとつま先のずれ具合と外傾の設定に関係があるようです。

指が当たって変形しているのはすべて同じですから 履いているうちに変化したのではなくもともとそのようにデザインされていると考えられます。

次はこの理由について考えます。



2010年11月21日

形の理由4.左と右の違い

この記事は間違いなのでこちらの訂正記事をご覧ください。すいませんでした。

形の特徴について見る方向から分類し3方向についてそれぞれご説明してきました。今度は見方を変えてその特徴的なラインが右足と左足とで違っている理由についてお話しします。

こちらのページで確認したようにいろいろと違いがあります。先ほどから左右への体重移動がタニノクリスチーの靴の形の特徴の理由となっていることをお話しています。同様に左右対称でない理由も基本的には体重移動の動作のためです。実際には靴の用途や目的に応じた設定もありますので複雑です。

右足と左足とでは同じ動作を行っても動きs-中心線3に違いがありますのでそれに合わせて靴の形も変えてあります。製造上の誤差と考える方もいるかもしれませんが靴作り教室での経験から考えるとそのようなことはないと思います。

Part 2 の初めで少しご説明しましたが歩きかたについて詳しく考えると靴の左右の違いについてわかっていただけるでしょう。

体の構造上歩くにあたって左脚に無理がかかるのでそれを補うための工夫がなされています。体の構造について詳しくはこちらこちらをご覧ください。

左右非対称の特徴について一つ一つ分析しながら進めて行こうと思いましたが 私の説明能力では無理ですので簡単に済ませることにします。

反対側の脚への体重移動の問題ですので片足で立った時の感じで考えるとわかりやすいでしょう。タニノクリスチーの靴を履いて右足で片足立ちになった時と左足の時とを比べてみます。

いろいろな設定があるのですがひとつの例として自分の持っているものでご説明します。

右足ですと外側に傾きなおかつ後ろに倒れるような感じです。左足は前のめりな感じです。歩くとき左脚の方が苦しいですがこの傾きを利用すると体がうまく旋回して左脚の動きを助けてくれます。これは反射によるもので自然に起こりますので体に無理がかかりません。この動きについて詳しくはこちらをどうぞ。

右足と左足が対称でないのは歩く動作を助けるためでいろいろな設定があります。

ところで 歩き方解説の別ブログの記事で右足の外傾の方が強いという前提で考えていますのはたまたま手持ちの靴がそうであったためです。ところがカタログをよく見ているとそうとは限らないのではないかという疑問も出てきました。次はこれについて考えたいと思います。


2010年11月20日

形の理由3-2.上から見た形 の続き

2011年7月4日追記 この記事では不十分なので再検証中です。
こちらをご覧ください。


先ほどは説明の手抜きをしないでよかったです。足計測データと木型底面ゲージを利用して内側に曲がっていることについてお話ししました。それでタニノクリスチーは幅が意外と広いことを思い出しました。

先ほどのページでもご覧いただきました型紙でわかるようにタニノクリスチーの中底は結構幅が広いです。中底とは足が乗っている部分です。これは何のためかといいますと脚のひねりや傾きの動作で足に起こる回転に対してゆとりを持たせているのです。

一方日本の靴は縦方向の運動に対してゆとりを取っているので甲が高くできています。

UMAタニノクリスチーは外側に傾いているとは言いましても 靴の中が傾いていますが外側はまっすぐです。歩く時の動作に合わせて傾けてあるので脚そのものが曲がっているわけではないのです。しかも足の外側が少し下がっている方が。片足で立つときに安定してまっすぐに立つことができます。

足の裏は傾いていても脚はまっすぐだったり脚を傾ける動作をしているのに別の動きと合わさって まっすぐになったりします。また足の裏の荷重配分を利用するので足が靴の中で横に動きます。これらの様々な動きに対応して幅を広めにとり当たらないようにしているのです。

かかとの部分では傾斜する動きと横にずれる動きが打ち消しあって安定した状態を保っています。そのためかかとが乗っている部分の動きを妨げないよう沈みにくいような構造になっています。

タニノクリスチーは中底の幅が広いですが足が靴の中でずれるためのゆとりです。足首の動かしやすさも考えて履き口も大きくできています。

特にかかとの部分のゆとりが大きいのは重心の位置と関係していると思いますが現在研究中でまだはっきりしません。

このようなかかと部分の構造の特徴もありますので後ろ足で蹴り出して前に踏み出してかかとで着地という一般的な歩行法は困難です。



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