TANINO CRISCI(タニノ・クリスチ)研究所

イタリアの革製品のブランド タニノ・クリスチ(TANINO CRISCI)の靴の不思議な美しさについての研究です。間違いが多いので直しています。
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サイズ

2010年11月22日

サイズ選びの錯覚 まとめ

2011/8/25 追記
新しい靴を買いましたので再検証中です。
こちらへどうぞ


2011年7月20日 こちらから訂正記事に移動します。

2011/3/9 現状の材料でできるだけのことをするようにしましたこちらから別ブログを開きます。

2011/2 こんなお話では意味がないので新しい靴を買って研究できるように頑張りたいです

11/28 少し訂正しました。


では正しいサイズを選ぶにはどうすればよいのでしょうか。

私がサイズを間違っているのに気付いたのは靴作り教室でスキャナーで正確に測っていただいたためです。足長は左が 258.1㎜ 右が 257.9㎜でした。それまでは25.5㎝を選んでいましたが正しくは26㎝を選ぶべきです。すると実際には靴が2㎜大きいので違和感を感じますが小さいよりは健康的です。 

ところが よく言われている小さ目のものを選ぶべきという考え方で25.5にしていました。しかしこれは別の問題だったのです。一般的に適合サイズよりも大きいものを選んでしまう人が多いことから生まれた常識のようです。実際 教室の私以外の生徒の方々は大きめの靴を選んで問題が起きていました。脱着のしやすさで決めることが多いのでしょう。

この問題はタニノクリスチーに限らない靴のサイズ一般についてのことで本来の趣旨から外れているようではあります。しかし日本の靴と同じように適合サイズより1サイズ小さいものを選んだタニノクリスチーの靴がゆったりして楽だなぁと感じられたのです。それでいいなあと思ったわけです。これは中底の幅が広くできている特徴のせいです。木型設計の基本理念が違うのです。

日本の靴とは違っている形の特徴のためにサイズを間違えることもあるのではないかと考えられます。その場合は履きにくい原因に気付きにくいです。しかし正しいサイズを選ぶだけで解決してしまうかもしれません。

サイズではなく木型が合わないとか形が合わないということであれば試着の段階ですぐにわかりますので間違えて買ってしまうことはないと思います。

よけいな話はさておき正しいサイズ選びのためにはどうすればよいのでしょうか。すいませんがこれはほんとに難しくてうまく説明できないです。

私の場合は足の実寸をもとに適合サイズを出してもらってそれを履いてみたら合いました しかし手作業で正確に足を計測するのは難しいです。精密に測定する機会があればぜひ利用してそのデータを生かすのもいいでしょう。

ショップのスタッフの方の話では寸法だけでは合わないことが多いので計測はせずいろいろな靴を試着して選んでいただくようにしていますとのことでした。

自分の感じ方が間違っていればそれっきりということもあり得るので困ったことです。とりあえずは合ってるなあと感じるものを選んでしばらく履いて問題があるようならば次は違うサイズを選ぶというのが現実的でしょうか。

本当のことを言いますと資金不足のためサイズを上げて履いたのは試着だけで実際には購入していません。でもその時の感触はとてもよかったです。また 手持ちの靴を独自の方法によりサイズアップしたら履きやすくなりましたし。足計測データをもとにシミュレーションを行った結果からも判断できます。

s-tanino拡張-2私の靴は足の小指のところが当たって痛いのが一番の問題でした。我慢して履き続けてのびて来るのを待ちましたがその過程はかなりつらいです。

しかし1/2サイズ上ならば小指のところの幅が5㎜ぐらい広いと思いますのでちょうど良いと思います。




ただし現段階では仮説の域を出ませんので早急に実証を行いたいと思います。あえて推測の段階で記事を書いたのはこのように考えてはいけないと思ったからです。

「タニノクリスチーはイタリアの靴なので合わなくて当然 とあきらめて我慢しましょう」

日本の店では日本版のタニノクリスチーが手に入るのでこういう考え方は正しくありません。
 
長くなりましたが難しい点その1としては

サイズ選びはタニノクリスチーと一般的な日本の靴の形の違いを考慮して靴選びの感覚を切り替えて試着しましょう。

2011年8月21日追記
新しい靴を買いましたので中底を調べてみました。

中底
古い靴の方は緑色に着色して比べています。

新しい靴はハーフサイズ上です。

記事の中で想像したことはだいたいあっているようです。

改めて考えると不思議なんですが靴のサイズが上がってもアーチの部分はあまり変わらす指の部分が長く作られています。

あとサイズ選びのコツを検索するとよく『かかとの隙間が云々』という説明に出会います。足囲やアーチがフィットした靴になぜかかとの隙間ができるのかよくわかりません。

なんとなくこれらの問題には共通のテーマが潜んでいるような気がします。もう少しよく考えてみます。


【2014年5月追記】
靴を分解して観察し新たな発見がありましたので別ブログで記事を書きました。
この辺の記事をどうぞ。


2010年11月22日

サイズ選びの錯覚 追加

2011/8/25 追記
新しい靴を買いましたので再検証中です。
こちらへどうぞ

【追記】
甲の高さというよりも指の反り具合の問題かもしれません。足のアーチを形成する筋肉のバランスが関係しているような… この点についてもう少し研究して記事を訂正する必要があります。すいませんです。



歩き方の研究
をやり直したところ甲が低くてタニノクリスチー的な足の天彩音 のんさんを発見しました。
noriko-4

azufoot 2これは山本梓さんです。
ちょっと似てるカンジですけどもっと薄いでしょうか。カメラアングルの問題かな。





ItoMisaki17こちらは伊東美咲さんです。
こういうのが一般的な日本人の足なのかもしれないですね。



それぞれカメラアングルが違うので比較は無理があるでしょうか。

先ほどは中底の幅が広いので小さめのものを選んでしまったお話をしました。 また別の特徴としてタニノクリスチーの靴は甲が低いので高さを基準にすると大きいサイズを選んでしまうかもしれません。

こちらの記事でもご説明しましたが甲が低いということをもう少し詳しく見てみますと指の上下の動きに対するゆとりが少ないといった作りです。

SETOSA日本の靴と比べても足首にかけての立ち上がり部分は同じような高さがあります。この部分に違和感があるとすれば外に傾いた作りや前傾角度の違いのせいでしょう。

指の上下の運動量の違いは歩く動作の違いによるものと考えられます(あと 言語のイントネーションや発音にも関係あるような気もしますがこれについては調査中です)

日本の靴とは造りが違うので足の指の上下のゆとりを基準に選ぶと大きめのものになってしまいます。すると足首にかけての立ち上がりの部分あるいは幅がゆるすぎます。また土踏まずのアーチのラインも合いません。そのため足が前方向にずれるのでかかとが余ってしまいます。

もともとタニノクリスチーは日本の靴に比べてかかとが大きいです。これは歩くときの動作の違いのためでかかとが横に動くためのゆとりを取ってあります ですからよけいに大きく感じるのでしょう。

大きめのサイズを履いたことはないのでこれは想像ですがこのようなこともあるかもしれません。変な感じがするだけで特に問題がなければそれでいいと思います。

かかとがゆるくて困ることがある場合は指の部分が低くできているということをある程度考慮して下のサイズを試してみるのもよいでしょう。

もちろんサイズを下げてきつければ無理をする必要はないです。しかし問題点が指の運動量だけであれば日本の靴との違いを理解して履くことによって慣れてくるでしょう。

足を入れるための履き口が大きく開いているので脱げてしまうという問題もあるかもしれません。これはタニノクリスチーが想定している歩き方が 足首の動きが多いためであると考えられます。

サイズではなく脚の動きの問題でしょう。後ろに蹴る動作を減らすと何とかなりそうです。

大きいのは履いたことがないので想像で話を進めることとなりあまりよくないのでこのくらいにしておきます。

一般的な日本の靴と違った形の特徴がありますのでそういうことも考えて靴選びの感覚をちょっと切り替えながら試着してください。

2010年11月22日

難しい点 1 サイズ選びの錯覚

2011/8/25 追記
新しい靴を買いましたので再検証中です。
こちらへどうぞ

2011年7月20日 こちらから訂正記事に移動します。

2011/3/9 現状の材料でできるだけのことをするようにしましたこちらから別ブログを開きます。

2011年2月 もっと精密な分析が必要だとわかって来ました。新たに購入して研究しなおす必要があるのですがお金がないです早めに何とかしたいと思います



形の特徴のところでも触れましたがタニノクリスチーの靴はけっこう幅が広くてゆったりしています。またかかとの部分にも少しゆとりを取ってあります。日本の靴と比べるとゆとりを持たせる場所が違っているのです。

そのためサイズが小さいものを選んでしまうといったミスが起こるかもしれません。私の場合はそうでした。歩くときの動作に合わせて少し余裕が必要になるのですが止まっているときの寸法だけを判断の基準にすると小さいということに気付きにくいです。またかかとを靴にぴったりと押し付けて合わせるのはタニノクリスチーの形には当てはまりません。

少しきつい方が履きならしてのびてきたときにちょうど良いという考え方もあります。しかしタニノクリスチーの場合のびてちょうどよくなることはないようです。

では 靴の中底の形について比較してみましょう。

s-tanino拡張-1これはタニノクリスチーの中底の形です。自分の靴の中敷きを写し取ったものです。靴の中に敷いてある革が底の形と正確にだいたい同じように作られているので中敷きをはがして写し取れば中底の型紙形の目安になります。サイズが小さいので条件を合わせるため1サイズ分拡大しました。実際の設計方法はわかりませんので推測ですが…つま先の部分にオリジナルの線も付け加えてあります。







s-底面ゲージ1これは靴作り教室で先生に引いてもらった製図です。この型紙に合わせて木型を修正します。

サイズはコンピューター制御の立体足計測機で測った正確なデータに基づき設計します。

足の寸法に対する靴の幅の決め方は日本の靴の一般的な係数をかけて算出しています。

これだけではわかりにくいので計測データの足形を重ねてみます。つま先の余裕の寸法はその時の流行によるもので機能的な差はあまりないでしょう。

4daa0722
このように右側のタニノクリスチーの靴の方が幅が広いです。正確な大きさではありませんが数値だけでなくライン取りの問題も重要なので採用しました。

足の計測で足囲を測るポイントの足幅の一番広い部分A~Bと靴の底面の一番広い部分との関係です。タニノクリスチーはこの2つが大体一致しているのに対して日本の靴の幅が広いポイントは指の付け根辺りに設定されています。 

かかとの後ろにもゆとりがあるのですがそれを配慮しないとさらに大きく感じます。一方高さが低いですが私は試着の段階ではあまり感じませんでした。足の計測データから判断すると特に甲が低いということでもないのでこの部分は運動の質によって感触に違いがあるようです。

日本の靴がタニノクリスチーと比べて幅が狭いのは 以前の記事でお話しした 歩き方の違いのほかに土踏まずを支える方法の違いともかかわっているようです。日本の靴には横方向のアーチを支えるために幅を狭くして締めることによりサポート効果を持たせるのでしょう。

タニノクリスチーは別の考え方なので横方向に締め付けるようにはできていません。すると逆にこの部分が緩いのが不安なので小さいものを選んでしまうという結果になるのでしょう。

これまでに見てきたように歩き方の違いのため幅は広くても高さは低く全体のラインも違います。1サイズ小さくても寸法自体は足の納まる数値ではありますが運動のためのゆとりがなくなってしまうので実際の使用に際してはきつくて痛いということになってしまします。

でも試着した時の感じはゆとりがあるように思えるのです。それで間違いに気づきませんでした。これは設計方法の違いもありますが材料が上質であることや高度な縫製技術によるところも大きいと思います。



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