タニノクリスチーの靴を買うだけの経済的余裕がなくなってしまったのですが他の靴は変な感じがして耐えられません。そこで改造して似たような感じにしてみようと考えました

以前靴を作ってみたときには中心線の設定の仕方の意味が解りませんでした。よく観察した結果気付いたのは
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このように中底が外側に傾いていることと関係がありそうだということです。




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こんなカンジのポーズに合わせて作られているのかもしれないと考えました。靴底を削ったり貼ったりして角度を調節してみました。しかし何かカンジが違います。このセッティングですと右足と左足とで角度を変えなくてはならないでしょうがタニノクリスチーはだいたい同じ角度です。

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そういう細かい点よりもまず根本的問題としては靴底を削って傾けようとしてもそうはいかず底面の外側が上がっただけでした。足くじきそうで疲れます。



そこで中敷き調整パッチを入れて傾斜を付けようと試みたのですが土踏まずのアーチの起伏が変わってしまいバランス取りが難しいです。やっとうまく行ったのですが非常に履きにくくて腰が痛くなります

タニノクリスチーの靴をもっとよく観察してみると
P7290001のコピー傾いていると思い込んでいたのですが足を載せる場所によって傾斜が違うことがわかりました。足の動きに応じてポジションが変化しその時に最適な角度に落ち着くような作りだと思います。そのためにかかとの幅が広くとってあるのでしょう。ですから基本設計の違う靴の傾斜だけ変えても同じような機能が出てくることはないのでした

やっぱりタニノクリスチーを買わないとだめですね。あたりまえか

ではこういったセッティングにどういった機能的な意味があるのでしょうか。
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足のこのような特性に合わせてあると考えられます。後脛骨筋の働きのために起こります。

歩く時などに体重移動のためつま先に力を入れた時この状態になります。一般的にはつま先立ちのような形になるのでかかとの角度は関係ないのでしょう。しかしTANINO CRISCIの場合は足の裏全体の接地性を高めることによって安定性を確保するためこの状態に対応できる形に作られていると考えられます。

後脛骨筋は足のアーチの形成のために重要な働きをしています。この筋肉の作用を妨げないような形が心地よく感じられるのはそういった理由もあるでしょう

つづく