2011年2月25日 あまり意味がない観察なので無視してください

これまでに履いた3足について改めて確認しました。
履き方が全く分からずいろいろと無茶なことをしたのでかなり変形してしまいました。そのため資料画像として使いにくいので片足だけの登場です。

PB200018甲革については文章でご説明します。

最初に履いたのがこの靴でもっとも歪みが激しいです。上から見た形は甲革も中敷きも大体同じようなライン取りです。


s-tanino-2
右の画像は中敷きを加工したものです。左足を緑色に着色してから裏返して右足に重ねました。

かかととつま先が内側にずれているいわゆる『内振り』のラインが右の方が強いです。

PB200016

これが2足目で先ほどのものよりも内振りのラインが弱いタイプです。左右で比べるとやや右の方が強めです。


s-tanino-1
中敷きの内振りラインも甲革と同じような形になっています。

このタイプは日本の靴とも似ているので比較的履きやすかったです。



PB210019なんとなくわかった気になりフォーマルなタイプにも挑戦しましたが全く勝手が違いました。

かかとから甲の頂点をとおりつま先へ向かう線の曲がり具合は右足の方が強い角度です。
s-tanino-3


しかし中敷きについては左足の方が内振りの分量が大きく甲革とは逆の形です。靴の底と甲革とで形が違うという高度な設定となっていることがわかりました。

この点について見落としていたため履きこなしや服とのバランス取りに失敗した原因となりました。

こちらのページで上から見た形の理由を考えましたが脚の傾きに対応したライン取りで内側に振れていることをお話ししました。土踏まずのラインだけを考えるとそうなりますが実際にはつま先にかけての上がり具合やアーチの深さも合わせて複合的に形が出来上がってきます。

その結果として脚の外傾に対応した甲革の内振りラインと足の裏の形に対応した中底の内振りラインとが一致しない設定もあり得るわけです。