先ほどもお話ししたようにタニノクリスチーは中底の形が大きく変化して素晴らしいフィット感が実現する点が魅力のひとつです。ただしその完成までには 本底の張り替えを何回か行う必要があります。

しかし気になったのは出来上がってきた靴の履き心地になんとなく違和感があることでした。それでよく観察してみるとこちらの記事でお話しした星印のところのかかとの角度が変わってしまっているのです。なんかよく見えないですね。とりあえず具体的な形はさておき変わってしまうということです。
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例えばこういう靴でもヒールの角度を変えて下のようにするのが一般的な方法ということでした。履きやすさを考えて日本の靴の形に準じたバランスにするようです。
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靴のいろいろな部分の形状は一つの共通したテーマによって形作られています 上から見た靴の形が実は足の横の形によって決まっていたりするのです。

かかとの角度を変更した位では日本的なバランスにするのは不可能です。それに伴って他の部分も同時に修正する必要があります。本底の形や甲革の状態などは何とかなるかもしれませんし実際にそういった作業が行われているかもしれません。ところが中底の形を変えることはできないのです。

最も足に強く接触しているパーツをそのままに他の部分を修正すると靴の本来の運動性能との間に矛盾が生じてしまいます。そのため違和感を覚えたのだと思います。

しかしそれが一般的な方法でありあまり細かい注文をしても受け付けてもらえないので自分で直すことにしました。ただし薄いゴムの補修用の材料を貼り付けるだけの略式の方法です。

滑りが悪くなり少し歩きにくいのとクッション性がよくないという問題もありますがバランスが崩れないので総合的には履きやすいといえます。お金があまりかからないのもよい点です。

ただそれなりに技術を要するのであまり一般的な方法とは言えません。上手な修理屋さんがあればいいのですが…

そんなことを考えていたある日大丈夫そうな人を教えてもらえました。あとついでにちょっと違うこともお話ししたいのでページを変えて続けます。