2011年7月4日追記 この記事では不十分なので再検証中です。
こちらをご覧ください。


先ほどは説明の手抜きをしないでよかったです。足計測データと木型底面ゲージを利用して内側に曲がっていることについてお話ししました。それでタニノクリスチーは幅が意外と広いことを思い出しました。

先ほどのページでもご覧いただきました型紙でわかるようにタニノクリスチーの中底は結構幅が広いです。中底とは足が乗っている部分です。これは何のためかといいますと脚のひねりや傾きの動作で足に起こる回転に対してゆとりを持たせているのです。

一方日本の靴は縦方向の運動に対してゆとりを取っているので甲が高くできています。

UMAタニノクリスチーは外側に傾いているとは言いましても 靴の中が傾いていますが外側はまっすぐです。歩く時の動作に合わせて傾けてあるので脚そのものが曲がっているわけではないのです。しかも足の外側が少し下がっている方が。片足で立つときに安定してまっすぐに立つことができます。

足の裏は傾いていても脚はまっすぐだったり脚を傾ける動作をしているのに別の動きと合わさって まっすぐになったりします。また足の裏の荷重配分を利用するので足が靴の中で横に動きます。これらの様々な動きに対応して幅を広めにとり当たらないようにしているのです。

かかとの部分では傾斜する動きと横にずれる動きが打ち消しあって安定した状態を保っています。そのためかかとが乗っている部分の動きを妨げないよう沈みにくいような構造になっています。

タニノクリスチーは中底の幅が広いですが足が靴の中でずれるためのゆとりです。足首の動かしやすさも考えて履き口も大きくできています。

特にかかとの部分のゆとりが大きいのは重心の位置と関係していると思いますが現在研究中でまだはっきりしません。

このようなかかと部分の構造の特徴もありますので後ろ足で蹴り出して前に踏み出してかかとで着地という一般的な歩行法は困難です。